剣道の各防具の手入れのやり方
剣道を行うに当たって、防具とは切っても切れない関係です。
大切な防具だからこそ、使ったら使いっぱなしではなくその後の手入れが手も大切です。
暑い・重い・くさいと思われがちな剣道具ですが、きちんと手入れをすればくさいにおいもしません。
今日は剣道の防具の手入れ方法についてお話しします。
1.面の手入れ方法
稽古や試合の後は汗をたくさんかいていますよね。つまり面にも自分の汗が染みこんでいます。
固く絞った手ぬぐいで面の内側をきれいにふき取りましょう。そしてその後は風通しの良い場所で陰干ししてください。
面の内側は汗で汚れやすい場所です。その為、汗が付いたままの状態で放置するとにおいのもとになったりと不衛生につながります。
しっかり乾かしておくことが大切です。
2.籠手の手入れ方法
籠手も面同様に、汗がついてしまっています。稽古で汗をかいた後はしっかりと手ぬぐいで汗や汚れをふき取って下さい。
きれいにふき取ることが出来た後は、日陰に干して乾かすように心がけましょう。
3.胴の手入れ方法
胴は時々胸の部分をブラッシングしておきましょう。
また、表面に汚れが付いたときは手ぬぐいをぬるま湯で固く絞りきれいに拭き取って下さい。
その後に乾いたタオルで拭いておきましょう。
裏側は、汗で汚れています。裏側の汗をしっかりと拭き取り、風通しの良い日陰において乾かして下さい。
4.垂の手入れ方法
垂もたまにブラッシングが必要です。汚れの目立つ場所は念入りにブラッシングをしてください。
垂紐にも汗がついているため、手ぬぐいできれいに拭いて下さい。
そしてアイロンをかけると良いでしょう。
風通しの良い日陰で干すことも忘れずに行ってください。
垂は他の防具と比べると打たれることも少なく、基本的にほとんど痛むようなことはありません。
しかし、長い年月を使っていると前帯が胴との摩擦によって擦り切れたり、止め革が切れたりすることもあります。
万が一の時には専門店に修理に出して下さい。
5.まとめ
剣道の各防具の手入れのやり方、いかがでしたか?
毎日使う防具だからこそ、毎日の手入れがとても重要になってきます。
愛用している防具は、長く使えば使うほど体になじみ使いやすいものになってきます。
出来る限り、長く使うためにも日頃の手入れは大切です。
しっかりと手入れの方法を知り、防具を大事に使用して下さい。
防具は新しく買えば高い買い物になりますし、なにより新品は固く最初の打ちは使いづらい物になると思います。
今ある防具を大切に思う気持ちが、手入れに一番必要な物かもしれません。