剣道の各防具のつけ方
剣道の防具は、自分の体を守ってくれる大切なものです。
正しい防具のつけ方をしっかりと覚え、何度も繰り返し練習してください。
防具をつけての稽古はぶつかり合ったり、攻めたり、打ち込まれたりととても激しいものになります。
稽古に臨むのであれば、正しい防具のつけ方をしっかりと身につけることが大切です。
稽古の途中で面紐がほどけたり、手ぬぐいがずれたりしないようしっかりと付ける練習をしましょう。
1.防具をつける順番
剣道の防具を付ける際には順番があります。
「垂れ」「胴」「面」「籠手」の順番で身につけていきます。
まずはこの順番をしっかりと覚えていきましょう。
2.垂れのつけ方
まず最初に付ける防具は「垂れ」です。
誰をおへそよりも少し上にあて、紐を後ろに回します。
袴の腰板の下で紐を交差させて、膝を立てしっかりと紐を引きます。
真ん中にある一番大きな垂れ(大垂れ)を上にあげしっかりと紐をリボン縛りにします。
3.動のつけ方
次に付ける防具は「胴」です。
胴を胸に当て、上の胴紐を肩にかけます。そのまま乳革に紐を通して固く結びます。
もう一方も同じように行ってください。
この時に、胴の高さを調節します。高すぎても低すぎてもいけませんし、左右の長さが違ってもいけないので注意してください。
次は下の胴紐を後ろでリボン結びにすれば胴の装着は完了です。
4.面のつけ方
次は「面」の付け方について説明いたします。
面を付ける前にまずは「手ぬぐい」を頭に巻きます。
手ぬぐいは稽古中に汗が目に入らないようにしたり、打たれた時の衝撃を和らげる役目を持っています。
正しい付け方をしっかりと覚えておかないと、稽古中に手ぬぐいがずれてきてしまう為注意が必要です。
手ぬぐいは、両端を持ち頭に乗せます。
右端を前に回し、しっかりとしめます。左側も同様にしめます。
手ぬぐいが緩まないようにしっかりと押さえ、前にたれだ部分を後ろに引けば完成です。
そのあとに面の両側を開き、面紐を緩めてから面をかぶります。面をかぶるときは顎から面の中に入れ顔をしっかりと内側に付けるようにします。
左右の面紐を後ろで交差させ前に強く引き面をしめます。
紐のたるみを直しながら左右に強く引き、後ろに回してしっかりと結べば完成です。
面紐は左右両側を平行に結び、紐の長さを40cm以内に揃えて結ぶ必要があります。
5.籠手のつけ方
籠手は左籠手からつけ、そのあとに右籠手をつけます。
6.まとめ
剣道の各防具のつけ方、いかがでしたか?
初めのうちはしっかりときつくすることができずにゆるくなってしまうかもしれません。
自分自身を守ってくれる大事な防具なので、何度も付ける練習をしてしっかりと防具をつけられるようになりましょう。