剣道で気を付けたい熱中症の防ぎ方
暑い季節になると、熱中症が心配されますよね。
普段生活しているだけでも警報が鳴りやまない熱中症ですが、剣士の皆様は熱中症の対策はできていますか?
今日は剣道で気を付けたい熱中症の防ぎ方についてお話していきます。
1そもそも剣道で熱中症になる?
剣道は、熱中症が発生しやすいスポーツです。原因としては2つ程理由が挙げられます。
まず1つ目は道場などの環境です。
道場などには冷房が設備されていない場合がとても多いです。その為道場内の室温は高く
なり、湿度も上昇していきます。その環境が熱中症の発生原因の大きな部分でしょう。
2つめは胴着・防具を着用することで体熱の放出を妨げてしまう事です。
胴着は生地も暑く熱の放出機能が弱いと考えられます。
また防具も10kg近くの重さがあり、これも熱の放出機能が弱いと思います。
2.水分を摂ろう
どの熱中症対策でも同じですが、まずは水分を取ることが大切です。練習前、練習中、練習後には必ず水分補給を行ってください。
特に練習中には全員が水分を補給するための時間を設けた方が良いと思います。
また、練習でかいた汗により体内のミネラルも多く失われています。
ただの水を飲むよりミネラルウォーターや麦茶などを積極的に摂取するようにしましょう。
3.休憩は涼しい場所でとろう
休憩中は風通しの良い涼しい場所で過ごすように心がけましょう。
ただでさえ蒸し暑くなっている道場内にいては、体をゆっくりと休ませることもできません。出来るのであれば休憩中は防具を外し、胴着を少し緩めましょう。
そして冷えたタオルなどで首元や腋の下を冷やすようにしてください。
体内に溜まった熱を休憩中に放出して、次の練習に備えましょう。
4.身体に負担のかかりすぎない練習内容を
剣道はメンタル面が大きく左右するスポーツです。暑さの中で得られる精神力を養おうと無理な練習内容になってはいませんか?
どんなに精神力を養ったとしても、体が付いて行かず倒れてしまっては身もふたもありません。
自分の体力・技術に合わせた内容で、無理のない練習メニューをこなすようにしていきましょう。
5.まとめ
剣道で気を付けたい熱中症の防ぎ方、いかがでしたか?
事前の対応で熱中症はいくらでも防ぐことが出来ます。
しかし、どんなに対策をしていても熱中症をおこしてしまう事はあると思います。
体に異変を感じたら無理をせず、防具を外し水分を摂りゆっくり休憩して下さい。
熱中症は甘く見ていると命を落とす可能性もあります。剣道の上達も大事ですが、自分の健康な体が合ってこそ。
自分の体の健康を一番優先に考えてあげてくださいね。