剣道の踏み込み足が上達する練習メニュー

剣道では一足で素早く鋭く相手に向けて飛びこみ、技を決めるというシーンが多く見られます。

そんな豪快な技の応酬は剣道という武道の醍醐味の一つであるとも言えますね。

特徴的な大きく飛びこむための足さばきは「踏み込み足」といいます。

飛びこんだ瞬間に大きく床を踏み鳴らし、それと同時に打ち込みを行います。

体重と竹刀操作を協調させた、「剣」と「体」の一致がこれにあたります。

さらに発声などで「気」の要素を加え、この三つがそろってこそはじめて「一本」と認められる打突が完成するのです。

そんな「踏み込み足」が上達するためには、どのような練習メニューがあるのでしょうか。


1.まっすぐ足の裏を床に踏みつける

剣道を始めたばかりの人にとっては、踏み込み足で床を踏み鳴らす時、相当な痛みを感じることにびっくりするのではないでしょうか。

慣れないうちは床板も鋭い音をたてず、足の裏もしびれるように痛みが走ってうまく飛びこむこともままならないものです。

しかし上達するにしたがってバシン、と踏み込みの音が鳴るようになり、足裏も床を的確に捉えるようになるため痛みも感じないようになります。

最初のうちは無理をすると踵に炎症を起こして踏み込みができなくなるほど腫れあがったりすることもあるため、徐々に馴らしていくように心がけましょう。




ポイントとしては、足裏を垂直に床に向けて踏み下ろすようなイメージで行うことです。

右足は大きく前に出すため、ついつい踵から斜めに床を踏んでしまうことが多く、それによって前述の故障へとつながるパターンが多いのです。

踏み込み足の練習のためには、目標となる踏み込み地点の床にタオルや雑巾などの薄いクッションを敷き、そこに向かって足を踏み下ろす練習をするとよいでしょう。

そのまま床を踏むよりもはるかに衝撃が緩和され、足を傷めずに踏み込めるように慣れてきたところでクッションをとればよいのです。

また、クッションを敷く位置を徐々に遠くしていき、踏み込み足で飛びこめる距離を少しずつ伸ばしていくというトレーニングも効果的です。


2.左足の「踏み切り」と右足の「踏み出し」を協調させる

右足を前にして構える通常の中段では、踏み込み足の際に左足で強く蹴り出すことで推進力を得て、同時に右足を大きく前に踏み出すことで一気に間合いを詰めていきます。

踏み込み足はこれら両足の協調動作によって成り立っているため、床を強く踏むことだけではなく、遠くに向けて踏み切り、確実に自分の射程内に相手の打突部位を捉えることを第一義と考えて練習しましょう。

うまく踏み込み足ができるようになると打ち込みに体重が乗り、威力が増すことを実感できるはずです。

くれぐれも怪我をしないよう、無理なく練習を行いましょう。







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