剣道の逆小手が上達する練習メニュー

「逆小手」とは、左手の小手を指していう打突部位のことです。

剣道では通常、中段の構え同士で攻防を行う時は、右小手のみが有効打突部位であり、左の小手はたとえ十分に当ったとしても一本とは認められないことがルール上定められています。

しかし、これには例外があり、左の小手である「逆小手」で一本をとることのできるチャンスがあるのです。

まずはその条件を正しく把握し、逆小手が上達するための練習メニューにはどのようなものがあるか考えてみましょう。


1.逆小手が認められる条件

まず、逆小手が有効打突として認められるための条件を整理しましょう。

大まかに言うと、「中段以外の構えの時」と、「左拳が肩より上がり、静止している時」の二種類のパターンがあります。

剣道における「中段以外の構え」と言えば、もっともポピュラーなのは「上段の構え」です。

対上段の試合は頻繁に経験することがあり、この場合は逆小手が有効となります。

また、中段の変形であり、上段に対して構えることの多い「平清眼」や「霞」なども「中段以外の構え」に相当するため、逆小手が有効となります。

一方、「左拳が肩より上がり、静止している時」というのは、通常は中段に構えているにもかかわらず、打ち合いの流れとは関係ないタイミングで左拳が肩より上で静止している状態のことを言います。




具体的には、剣道の風潮として近年問題となっている「三所防御」の体勢などが挙げられます。

これは霞の構えの変形とも捉えられることがありますが、左拳を頭上近くまで上げ、竹刀の剣先を真下に向けるようにして面と小手と右胴を同時にガードするものです。

逆胴や逆小手はがら空きとなるものの、有効打になることが少ないことを逆手にとってそちらの防御を度外視し、相手が攻めあぐねているところに勝機を見出す、といった使い方がされています。

もちろん、真剣の勝負であれば考えにくい戦法であり、「剣の理法に合致しない」ことを理由として戒められています。

そのような構えへの対策としても逆小手は有効な技と言えるでしょう。


2.逆小手を打つことに慣れておくこと

問題は、対上段以外ではあまり決まり手となることが多くなく、非常に有効打となりにくい技である、ということです。

したがって、遣う側も打ち慣れていないため、チャンスに即座に反応して打ち込む、ということができにくくなります。

それではあまりにもったいないので、普段から逆小手を打つ練習を積んで、好機とあらばすかさず打てるようにしておきましょう。

上達すれば右小手と同じように打ち込むことができ、左右の小手の打ち分けで戦局を有利に展開することも可能となります。







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