下段の構えとは? | 剣道が上達する練習メニュー

今回は、剣道において基本的な構えの1つである「下段の構え」とその練習メニューについて紹介いたします。

下段の構えは剣道の試合で単独で使用されることはとても少ないですが、中段の構えから下段の構えにして攻める、そして下段の構えから中段の構えにして攻めるといった形で時折使われております。

また、日本剣道形の三本目では、初めに打太刀、仕太刀ともに下段の構えにいたします。このように、下段の構えは、剣道においてとても大切な構えです。

剣道の下段の構えについて説明いたします。足は中段の構えと全く同様ですので、腕及び手を中心に紹介します。まず、中段の構えに構えましょう。

次に、そのまま真っすぐに竹刀の剣先だけを少しずつ下げていきます。だいたい相手の膝のあたりまで剣先を下げ、止めます。この時、肘が伸びないように注意しましょう。また、左拳及び右拳の位置も体の中心から外れないように十分に注意しましょう。これで下段の構えは完成です。

下段の構えは、初めの段階では、中段の構えにしてから上記のやり方で剣先を少しずつ下げて作りましょう。

慣れてきたならば、初めから下段の構えに構えて、左手と右手が自分の体の中心に収まっているか、剣先は相手の膝あたりに下がっているか、肘は伸びきっていないかなど、鏡で自分の姿を見てしっかりとチェックしましょう。激しい稽古を行う前にじっくりと行うととても効果的です。




最後に、実際の剣道の試合における下段の構えの使い方を説明します。先程も申し上げたように下段の構えを単独で使うことはめったにありません。

これは、現代剣道の試合で最も多く打たれる面がガラ空きになってしまうこと、面までの距離も長いこと、小手を相手にみせてしまうことなどの理由からです。

しかし、中段の構えと組み合わせて使うと効果がある場合があります。まずはしっかりと中段の構えに構えて中心をとり、相手を攻めあげましょう。

しかし、厳しく攻めたててはいるものの、なかなか一本をとれない場合があります。こういった場合に、中段の構えでしっかり攻め、その流れで素早く下段の構えにします。

すると、相手の目線は竹刀の移動した方向である下にいきます。そして、中に入って打ちます。すると、相手の目線は下がったままなので、有効な打突ができることがあるのです。

このように、相手の目線をずらすのにとても効果的です。最も重要な事は中段の構えでしっかりと攻めることです。

この攻めをおろそかにしてしまうと、逆に面がガラ空きになってしまいますので、相手に打突の機会を与えることになってしまいます。

地稽古などの練習メニューの中でいろいろと工夫して試してみましょう。







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