素振りの効果│剣道が上達する練習メニュー
剣士の皆さんが、毎日練習メニューで行っているであろう「素振り」。
何気なく、毎日の日課だと思いのんびりと行ってはいませんか?それではいけません。
剣道の練習において素振りを行うと、一体どのような効果があるのかご存知ですか?
今日は剣道の素振りでの効果についてお話していきたいと思います。
1. 軸の強化
剣道の素振りを行う事で、体の軸が強化されていきます。
それにより、試合やかかり稽古の際に軸が崩れにくくなりしっかりとした一本を決めることが出来るようになります。
軸の崩れは、相手に隙を与え、さらに自分は攻撃にすぐ移ることが出来なくなってしまいます。
見た目からも気合負けし、まさに百害あって一利なし。軸の乱れは剣の乱れとし、しっかりとした軸を作り上げましょう。
2.体力増強
飛び素振りをはじめとする素振りは、体力づくりにとても適しています。
毎日行う事で試合中に疲れることも少なくなることでしょう。
一試合数分ではありますが、剣道は全身運動です。手も足も声も精神力も使い、相手との一騎打ちです。
まずは素振りで基礎体力をつけ、長時間の試合にでも対応できる体力をつけていきましょう。
3.足さばき
剣道において、足さばきはとても重要です。
相手を錯乱させるにも、自分から一本を取るにしても足さばきが上半身についていけなければ意味がありません。
しっかりとした足さばきを体にしみこませ、実践に赴いてみてください。
きっと一段と体が動き、確実に次の一手へと試合を運ぶことが出来るでしょう。
4.筋肉増強
どんなに良い資質を持っていても、竹刀にもてあそばれていては意味がありません。
しっかりと左手で竹刀を持ち、右手を添え竹刀を振り続けることで確実な一本を取るような筋力をつけていきましょう。
そうすれば、相手からの攻撃を活かし自分の攻めへ変えることが出来るはずです。
5.まとめ
いかがでしたか?
素振りには沢山の効果があり、そしてそれらは必ず実力としてあなたの力になっていきます。
たかが素振りごとき…と思っていた方は今回を機に是非素振りと真剣に向き合ってみてください。
そして素振りを行う際はただ行うのではなく、軸はぶれていないか、足はきちんとついてきているか、きちんと相手から一本を取るイメージが出来ているか等素振りの意味を考えて行ってみてください。
地味な稽古方法ではあるかもしれませんが、素振りで剣道は上達します。
是非一本一本を大切にしながら素振りに励んでください。