手の内は素振りから意識が必要 | 剣道が上達する練習メニュー

「タオルを用いて剣道の素振りを上達させる 剣道が上達する練習メニュー」の記事でも触れたとおり、剣道では正しい握りから手の内の冴えを出すことが重要です。

この手の内を素振りから意識し、手の内についての正しい理解をしていくことが、手の内の冴え、つまり打突の冴えを出せるようになることに繋がります。


1.手の内とは

手の内とは、簡単に一言でいうと、竹刀の「握り具合」です。

この握り具合が剣道では非常に重要な要素になります。

手の内を詳細に説明すると、手の内とは、

1.柄を持った左右の手の握り方
2.打突の際の両手の緊張の状態と釣り合い
3.打突後の両手の解緊の状態

以上三つのことを、総合的にいったものであります。

②の打突の際の両手の緊張の状態と釣り合い、③の打突後の両手の解緊の状態というのは、筋肉の緊張と弛緩のことをいいます。

打突する際は両手首を中心に働かせ、親指を内側に絞りながら手の内に均等に力を入れることにより、正しい方向に打突ができます。

打突後は直ちに力をゆるめて元に戻すことによって、また次の打突が容易にできるようになります。

この手の内の動きの説明を「茶巾を絞るように」という教えがあります。

これについては「タオルを用いて剣道の素振りを上達させる 剣道が上達する練習メニュー」で詳しく取り上げました。

そしてこれらのことを体で覚え自然に行えるように稽古することが必要で、会得すれば、打突に冴えが生まれます。

竹刀の重さに力を加え速度をつけて打突すると、それが短時間で行われるほど打突の力が大きく現れます。

このように瞬間的に、手の内がしまった打突に現れてくる力を冴えといいます。


2.手の内を鍛える素振り法

手の内を鍛えるために、剣道形で使用する一般的な木刀、あるいは「桐」の木刀を使用します。

手の内の作用は、打ち止めで「茶巾絞り」を用いて、身体の末端に伝達された力を更に加速させ、木刀の先端部分まで走らせます。

これが手の内の冴えを出すための重要なポイントです。

なお、通常の素振り用の木刀の使用では柄が太く重いため、「茶巾絞り」を上手に行うことができません。

木刀は硬く、しなることがない上、竹刀より短く、更に反りがあるため手の内を意識しながらおこなう素振りには最適であります。


3.まとめ

手の内を鍛えるためには、小手を装着する前の、素手で行う素振りが感覚を養うためには最適です。

小手を装着してからは、手の内は正確には分かりにくいため、素振りの段階で正しい手の内での素振りができるようにしておく必要があります。

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