剣道の素振りは呼吸が重要!?|剣道が上達する練習メニュー

「素振りで鍛えられる筋肉とは?剣道が上達する練習メニュー」で述べたように、剣道の技術を上達させるための素振りの重要性は理解いただけたと思います。

しかし、単に技術の上達だけに注目して素振りを行うのも間違いではないですが、同時に呼吸を意識することで、より素振りの質が上がると同時に剣道の質も上がります。


1. 呼吸が大切なのには理由がある

そもそも剣道とは己の人間形成の道であることから、剣道を通して精神面を鍛えていくことも目的の一つであります。

元々は刀で人を切ることが由来となっている競技なので、生半可な気持ち、弱い心では人を切ることはできません。

己に打ち克つ強い気持ちを持っている人が相手にも勝つことができるのです。

そしてその強い精神を鍛える要素の一つに“呼吸”が挙げられます。

素振りを通してこの呼吸を鍛える方法は、10本なら10本を一呼吸で行うことです。10本が難しければ、5本からでもいいと思います。

とにかく真剣に、目の前の相手を切るつもりで素振りをすることです。

なぜ、一呼吸でするのかというと、剣道の打突の好機といわれるものの中に”相手が息を吸うところ“ということが挙げられており、つまり相手が息を吸った瞬間が相手を切れるチャンスとしているため、相手に息の根を知られないようにするという由来から来ています。

これは心の修行で培われるものだといわれています。

そのため呼吸をせず、一呼吸で素振りをするということは、それだけでとても疲れ、息が上がるので、肺を鍛えることに繋がります。

この心肺機能を高めることも剣道を上達させるための要素であり、自分自身を鍛える一つの稽古法です。


2. 掛け声と呼吸と関係性

また剣道には“掛け声”というものがあります。

これは自分の精神つまり心に油断がなく、内なる気力が充実して、それが自然と「声」となって外にあらわれた「充実した気勢」のことをいいます。

「充実した気勢」を出す目的としては、自分の気力を奮い立たせ、集中力を高める・相手を威圧して心の四戒(驚・懼・疑・惑)を生じさせる・打突の気剣体一致をはかり心気力一致の剣道への手がかりとしていく、ということが挙げられます。

この充実した気勢、つまり掛け声を出すうえで重要なのが呼吸となります。


3.まとめ

呼吸を素振りから意識することで掛け声をしっかりと出せるようになり息を長く保てるようになることも、剣道をしていく上では重要です。

つまり基本の素振りから呼吸を意識していくことが剣道の上達に繋がるのです。

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