上段対策のための剣道の稽古のやり方

「剣道の上段の構えによる踏み込みの方法」の記事でも触れたように、剣道において、構えは「五つの構え」と言われているように、主に5種類あります。

その中で中段の次に多く用いられている構えが上段です。

高校以上になると、上段者が出てくるので稽古で上段に対する対策も練習する必要が出てきます。


1.上段の構え(天の構え)

剣道において上段は、「火の構え」「天の構え」といわれるように、全てを焼き尽くすような、あるいは天のように上から圧するような攻撃の構えであります。

中段の構えから頭上に振りかぶった構えで、構えの足の出し方により、諸手右上段・諸手左上段または片手上段(右・左)などの種類もあります。

剣先の角度は45度にします。


2. 上段対策のための剣道の稽古のやり方

上段対策のための剣道の稽古のやり方ですが、「上段の構えへの攻め方 剣道が上達する練習メニュー」の記事でも触れたように、対策を立てるためには、上段の構えの特徴を知る必要があります。

上段は元々頭上で振りかぶっている分、通常剣道の中段の構えから振りかぶって振り下ろすという、振りかぶりの過程が必要ないため、竹刀が打突部までいくのに中段より時間がかかりません。

また振りかぶることがないので、打とうとしているということが相手に読まれにくいです。

打突する際は基本的に左手で振り下ろすので、中段と比べるとより遠くに打突することができます。

しかし上段の構えは有利なことばかりではありません。

上段の構えは、面だけしか防げていないということです。




小手も両方見せいているような形で、突き、胴もがら空きです。

したがって、相手が小手やら胴やら突きを攻めてきた時は、その構えを必ず崩してよけるか応じなければいけません。

そうなると上段は、上段の構えの状態から打ち込んでいくのが一番特徴を活かせるので有利です。

そうなると、稽古においては上段が有利な状況にはたらけないような状況作りを上達させることが大切です。

それが「足を止めないこと」「突きを狙うこと」「引き技を狙うこと(つばぜり合いで勝負する)」です。

「足を止めないこと」は剣道において基本のことではありますが、上段の相手に対してはそれをより一層意識することです。

コートをくるくる左回りするような気持ちで常に足を動かすことを意識することです。

そうすることで、上段の者は的を絞ることができず苦戦します。

「突きを狙うこと」は、上段の者が一番怖いと感じる技が突きであります。

こちら側も素早く打てる技であり、技の起こりが分かりにくい上に上段の構えだと突きががら空きの状態です。

ですから突きを狙っているように見せることは、上段の者は常に警戒をしておかないといけない状態になります。

「引き技を狙うこと(つばぜり合いで勝負する)」は、上段は構え合っている状態が一番有利な状況なので、こちらからその状況で勝負しないというのも一つの対策です。

まともにいったら打たれてしまいそうな場合はこのような手段を使うことも必要です。


3.まとめ

上記の三点を意識した稽古を継続して行うと、必ず上段から嫌がられる存在になることが出きると思います。







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