剣道で大切な握力の鍛え方
剣道において、握力を鍛えることはとても重要度の高いトレーニングとなります。
しっかりした打突を打つためには握力・腕の筋力など上半身のバランスが取れていないといけません。
握力を付けるためには、どのような練習メニューをこなしていけばよいのでしょうか?
今回は、剣道で大切な握力の鍛え方についてご説明していきたいと思います。
1.なぜ握力が大事なのか?
まずは、なぜ剣道で握力が大切なのかをご説明いたします。
剣道は左手で竹刀を持ち、右手を添えるような形で構えます。
そして、打撃を放つ際には左手を前に出し、右手の手首を使います。
しっかりと左手で竹刀を持ち、支えることが出来なければしっかりとした打撃を放つことはできません。
竹刀をしっかりと持ち安定させることが出来ない場合、相手からカウンター攻撃を食らう可能性もあります。
さらに、相手の攻撃に耐えられず竹刀を落してしまった場合は、反則とみなされてしまいます。
つまり、握力で竹刀を支えることが出来ないと、自分にとって不利なことが多くなってくると言う事です。
竹刀をしっかりと持つ、重要性は伝わりましたか?
では、次に実際に握力を付けるためにはどうすればよいのかを見ていきましょう。
1.木刀を愛用しよう
普段の練習メニューに素振りを取り入れている人はとても多いと思います。
そして、素振りを竹刀で行っている人も多いと思います。
馴染みのある竹刀で、常日頃の鍛錬を積むことはとても良いと思います。
ですが、今回は敢えて木刀での練習メニューをお伝えしていきたいと思います。
木刀は、観光地などでも売っているものをよく見かけます。
しかし、その木刀の多くはあくまで「形」を楽しむものが主流となっており「練習」をするためのものではありません。
練習メニューで使用する木刀は、専門店で購入した物を使用して下さい。
専門店で購入した木刀は竹刀よりも重量があります。
その為、木刀で素振りを行うだけでもしっかりと竹刀を持てる握力を鍛えることが可能です。
木刀で素振りを行った後に、竹刀を振ってみてください。
竹刀がとても軽く感じられると思います。
これを続けていけば、握力の大幅アップも見込めます。
1.最後に
剣道で大切な握力の鍛え方、いかがでしたか?
握力を鍛えるために、何も特別な練習メニューをこなす必要はありません。
普段竹刀で行っている練習メニューを木刀に変えるだけでも、今以上の握力を身に付けることは可能です。
さらに木刀での練習は、握力だけでなく剣道に必要な上半身の筋肉も一緒に鍛えてくれるため、まさに一石二鳥です。
是非、「木刀」を購入し練習の相方にしてみてください。