剣道の素振りのやり方を正しく覚えよう
素振りという言葉は、剣道以外でも耳にすると思いますが野球なら横のスイング、ゴルフなら側面からの縦横スイング。
剣道は、正面の縦なのか、それ以外の動きもあり様々な動きがあります。ここでは剣道素振りについて説明します。
1.まずは竹刀の握り方から覚えよう。
剣道の竹刀を握る際に大事なのは、左手がしっかりした握りが必要です。
試合中に竹刀を落されてしまっては反則になってしまいます。
他には、片手で構えたり攻撃をしたりします。
剣道は、ゴルフや野球の両手を揃える握りと違って、それは打ち損ねた時に連続して打つなどの動きが必要だからなのです。
握り方は、体からヘソ前一握りほどあけ左手で柄頭が隠れるように握り右手は柄頭を右肘内側に当てたとこから柄へ置いた位置に軽く左拳上とへそが同じ高さになります。
2.基本素振りは、中段の構えから始める
中段の構えで立ち素振りを始めます。
基本素振りは、正面・左面・右面・右小手・右胴(左右の切り返しの際に左胴も)の5種類ですが、突きに関して初心者は一般的に一通り技を習得した者が練習するので今回は省きます。
足さばきなしの素振りもありますが、足さばきは大切なので、これも同時に行う素振りのやり方と練習メニューを説明します。
1.正面素振り
中段に構え剣先から大きくまっすぐ頭上に振りかぶり左右の手を内側に絞り正中線上前方へ頭の高さで振り下します。
右腕は肩の高さで左拳が胸の高さで止めます。
足さばきは振りかぶりと同時に右足を出し、振り下す動き後ろ足(左足)をしっかり引きつけます。
(左足は右足の前に出さないよう注意します。)
これを前後の動きで行います。
後ろに下がる時は、左足、右足の順序です。
2.左右面素振り
中段から頭上まっすぐに振りかぶり左右手首を右側へひねり剣先を頭右斜め上に動かし相手の左面の位置(左こめかみ)に振り下し手の内を絞めて止める。
右面は、左面素振りの逆の動きになります。
これに足さばきを加え左右素振りを前後または左右に動きながら行います。
3.右小手素振り
中段の構えから頭上振りかぶり相手の右小手に向かってまっすぐ竹刀が水平になる位置まで手の内を絞め振り下し止めます。
これも足さばきを入れます。
4.右胴素振り
中段の構えから、頭上まっすぐ振り上げ頭上から剣先を左斜めに回しながら左右手を左にひねりながら振り下ろし相手右胴位置で左右手の打ちを絞めて止める。
左右斜めに振上げ過ぎないよう注意してください。
このやり方にも前後の足さばきを入れて行ってください。
左胴素振りもありますが(右胴素振りの逆動き)、基本右胴素振りをマスターしてから練習メニューに入れるのが良いでしょう。
以上の4つのやり方が、基本素振りになります。