抜き胴のやり方と練習方法|剣道の上達法
剣道の面・小手に続く第三の打撃部分「胴」は打つことに苦手意識を持っている方も少なくないと思います。
どの技にも言えることですが、この技は特に練習し打つタイミングや音を響かせないと一本にならないためコツが必要になります。
ではどうすれば剣道の抜き胴が上達するのでしょうか?
今回は抜き胴のやり方とその練習メニューの方法についてお話していきたいと思います。
1.抜き胴のやりかた
一足一刀の間合いから相手の中心を攻めます。
相手の手元が上がった瞬間を見逃さずに、竹刀を振りかぶり踏み込んで胴を打ち抜きます。
相手の剣先が大きく動いた時がチャンスです。
チャンスは一瞬なので、見逃してしまうとすぐに相手も構えを整えてしまいます。
タイミングを逃さないように注意しましょう。
2.抜き胴のポイント
抜き胴を打つためのポイントはいかに「相手に面を打たせるか」ということです。
剣道では攻めの姿勢が大切です。抜き胴を打ちたいがために「相手が面を打つのを待つ」ようなしせいではいけません。
相手から攻めてこないのであれば、相手が攻めてくるようにこちらが仕掛けなければなりません。
言葉でいうのは簡単です。しかしいざこれを実践で行うとなるとこれも難しいです。
わざと少し自分の面に隙を作り相手に「面を打とう」と思わせます。
そして相手が打ってきたところに、自分の抜き胴で抜け切ります。
この技を極めることが出来れば、どんなに相手が強力でも面をかわし胴を取ることが可能です。
気を付けなければいけないのは、相手は面を打ってきているためこの面をしっかりと避けることです。
身体全体で、相手の面を避けながら胴を打つようなイメージをしてください。
こうすることにより、相手の面打ちから逃れることが出来るようになってきます。
竹刀は大きく動かすのではなく、手首のスナップをきかせて相手の胴を切るつもりで打ち込んでください。
3.まとめ
抜き胴のやり方と練習方法、いかがでしたか?
抜き胴は決まるとかっこいい剣道の技の一つです。憧れを抱き、抜き胴を練習する方も多いと思います。
大事なことは「自分から攻める気持ち」と「いかに相手の面を誘うか」と言う事だと思います。
この面への隙の作り方や胴を打つ時のタイミング、音や足さばきは何度も何度も練習してコツを掴まなければ習得は難しいでしょう。
何事も経験が必要ですので、失敗を恐れることはありません。失敗から学び、成功へつなげれば何の問題もありませんし、むしろその方が上達も早いです。
会得まで大変かもしれませんが、会得すればここぞ!というときに抜き胴を決めることが出来るようになるかもしれません。
確実に一本にできるよう、毎日の練習メニューの中に取り入れたくさん練習し、失敗し、正しい抜き胴を打てるよう頑張ってみてください。